写真家マイケル・ケンナの情景

写真家マイケル・ケンナの情景

白黒の画面から漂う繊細な哀愁。昼か夜かも曖昧な無人の風景。 写真家であるマイケル・ケンナによる作品をご紹介します。

 

 

マイケル・ケンナは1953年にイギリスで生まれました。 写真家として活動を始めてからは世界中を旅しながら撮影を続けています。 彼が訪れた国は40か国以上にものぼり、日本でもたびたび制作を行ってきました。

 ケンナの作風として特徴的なのがモノクロの風景写真。 露光時間をコントロールすることで明暗を重ね、柔らかな陰影を作り出しています。 画面のディテール一つとっても美しく、また作品が喚起するロマンティシズムも魅力といえるでしょう。

記憶の中のイメージを映し出すかのように静謐な雰囲気。ミニマルな白黒の隅々にまで詩情が満ちています。

ブログに戻る