1987年発行 HYSTERIC GLAMOURのカタログ(文:店員S)

1987年発行 HYSTERIC GLAMOURのカタログ(文:店員S)

「ヒステリックグラマー」は、1960~70年代のロックのテイストを感じるデザイン、エッジの効いた加工とディテールが特徴的なデニムなどを展開し、世界中のファッション好きから常に注目されている、日本のファッションブランドです。1984年に北村信彦によって立ち上げられました。ヒスガールと呼ばれる、ブランドを象徴する女性のグラフィックも有名です。

現在も若者に人気のヒステリックグラマーですが、特に90年代のアイテムは、近年のY2Kブームによって、オークションサイト等で高額な値段で取引されています。

90年代後半、私が高校生の頃はヒステリックグラマーのショップバッグを学校に持っていくことが、とてもオシャレだと思っていました。そして今も古いアイテムを購入して大事に着用しており、長年にわたってヒスのファンです。

そんな私にとっても興味深い内容のカタログが入荷しました。1987年に発行された、ヒステリックグラマーの歴史の中でも初期にあたる貴重なカタログ「SPECIAL CATALOG XX. VOL.2 BLACK MAIL」です。

表紙を開くとそこには過激なキャッチコピーと、ベディペイジの姿が。

このシーズンはボンデージのイメージが落とし込まれたコレクションが展開されていました。

↑ あのハイブランドによく似た?ロゴが手錠に…。かっこいいです。

↓ こちらは高速具柄のシャツ。

↓高速具柄?のネクタイとスカーフ。

↓「スロッピンググリッスルプリントTシャツ」もありました。

「Throbbing Gristle」はノイズのコラージュと呪詛的なボーカルが特徴の
インダストリアル系バンドの名前ですね。Throbbing Gristle…英語で「脈打つ軟骨」という意味で、男根の隠語でもあります。

ほかにもアート・カルチャーの文脈を感じるアイテムが多く、どのページもとてもクールです。

デザイナー北村氏のクリエイションの貴重なアーカイブとして、ファンにはたまらないカタログです。おまけとしてカード2枚付きで販売中です。

在庫はこちらから

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