トリスタン・ツァラ <セリ・ポエティク 5>　ルネ・ラコート　浜田明 訳

思潮社　1969年　単行本　ソフトカバー　180×130?　297ページ

【裏表紙より】1916年2月8日、チュリッヒのカフェ・ヴォルテール、ツァラを中心にしたダダ芸術運動が起こされた。醜悪さ故の非難と急進さ故の攻撃とにないまぜになった今世紀初頭のこの運動は、ひたすら新たな芸術次元へ渦巻きを収斂させてゆく。それはシュルレアリスム前史ではない。スペイン戦下の苛酷な経験から戦後まで、ツァラの内面に完成されてきた総てがそれを証明する。現在こそこの不問の詩人と言語実験は復権されねばならない。

状態：並下。全体的にヤケ。天に研磨があります。表紙、背、裏表紙にスレによる黒ずみ、シミ・汚れ、少々傷みがあります。見返しに値札はがし跡、書店札貼り付けがあります。