ジョージア・オキーフの神秘的な抽象絵画

ジョージア・オキーフの神秘的な抽象絵画

ジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)の画集を紹介します。

画集 イン・ザ・ウェスト

ジョージア・オキーフはアメリカ近代美術を代表する女性画家。

 1910年代前半、アート・インスティテュート・オブ・シカゴやアート・スチューデンツ・リーグで学んだのち、教職に就きながら自分のスタイルを模索。

1915〜1917年頃、水彩や木炭による純粋抽象作品を制作します。1920年代にはのちの結婚相手となる「写真家アルフレッド・スティーグリッツと出会い、このころから、花、貝殻、骨、都市風景などの対象を極端に拡大して描き始めます。自然のモチーフをクローズアップで描くことで、自然の形態を単なる写実ではなく、抽象的な形と色のリズムとして再構築しました。 彼女が描いた花の絵はしばしば性的象徴として解釈されますが、オキーフ本人はそれを否定し、「ただ花の美しさそのものを見てほしい」と語っています。

 1929年以降、ニューメキシコを定期的に訪れ、1砂漠、動物の骨、岩山、雲などを描きますが晩年には視力が低下するなかで、空や雲、遠景を主題に。初期の抽象画へと回帰するような作品が生み出されました。

画集「イン・ザ・ウェスト」のなかには花・貝殻・骨をクローズアップで描いた作品が多くみられ、大胆な構図と滑らかな曲線、光と影の交差といったオキーフ独自の表現が連なります。

「見る」という行為そのものをテーマ化しその意味を刷新するような、新しい視点で描かれた絵画作品にぜひ触れてみてください。

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