PINKHOUSEのデザイナー金子功に関する本が入荷しました。
6冊セットで販売中。


PINKHOUSEといえばフリル、花柄、レースを多用したデザインで1980年代のファッションシーンに登場し、一世風靡したDCブランドです。愛らしさ、甘さが詰め込まれた装飾過剰ともいえる少女趣味全開のルックを展開。甘く重たいレイヤードスタイルに熱狂的な支持者を集めました。
PINK HOUSEを代表するアイテム、それは「ジャンパー」。
「金子功のジャンパー絵本」


「赤いワンピースや襞の多いスカートでも、ジャンパーが不思議に調和してしまう。女のこという偉大な威力がその奇跡を起こす。」という言葉を証明するように、ジャンパーを取り入れたロマンティックなコーディネートのフォトが続きます。




↑ピンクハウスの姉妹ブランド「INGEBORG」のアイテムも登場します。インゲボルグ=ドイツ語で「ユリ」。金子氏の妻である立川ユリ氏の名前が由来です。ピンクハウスよりも大人っぽいデザイン。
↓こちらはスタッフの私物。
1980年代のPINKHOUSEのジャンパーです。

母から貰ったもので、全体的に野暮ったさのあるデザインが気に入っています。
「金子功のブラウス絵本」


PINKHOUSEのロマンティックな世界観をさらに強固にするように、篠山紀信、沢渡朔らによるフォトが収録されています。



金子功によるメンズブランド「カールヘルム」のアイテムも掲載がありました。
「金子功のピンクハウス絵本Ⅱ」



このなかでも、金子のジャンバー愛が語られています。

↑「金子功のピンクハウス絵本Ⅱ」のなかの「帽子、花、オフィーリアの春。」という企画ページ。日常離れした圧倒的に甘いルック。足元は裸足というバランスが素敵です。


「金子功のワンピース絵本」





夜の服à la carteと題されたページでは金子功の妻 立川ユリがモデルを努めています。甘い服をアダルトに着こなすコケティッシュな笑顔が魅力的。

今は表参道に「Timeless Pink House」というショップがあるようですね。デザイナーは金子氏から変わっているようですが、金子氏のイズムが受け継がれているようです。メルヘンチックな世界観のなかに感じられる骨太な意思と潔さ。そんな魅力を持つPINK HOUSEのコレクションはいつの時代にもセンセーショナルな少女性を提示するファッションアイテムとして輝くのでしょう。
金子功語録とも言えるような素敵なセンテンスも散りばめられた、PINK HOUSEの魅力が詰まった6冊、WEBにて販売中です。


