流行通信

流行通信

●流行通信
1966年創刊の「森英恵流行通信」が1969年に「流行通信」として名前を改め、クリエイティブかつ挑戦的な誌面作りを貫くことでアート色の強いファッション誌として地位を築きました。
篠山紀信や荒木経惟といった写真家との関わりも強く、アート・カルチャーの分野からも注目されながら、2008年に休刊。

表象・衣服・人・食物・アート…様々な切り口から当時のムーブメントが記録され、そこに写る「モード」の現象は時代を超えてもなお刺激と発見に満ちています。
DCブランド全盛期の東京の空気感、その全盛が起きたバックグラウンド、先端・流行のアーカイブとして、当時の文化を体系的に考察する際にも役立つファッション誌と言えます。

1980年~1981年に発行された195号~207号は横尾忠則がアートディレクションを担当。
当店には横尾氏がディレクションを担当した号、全13冊のうち12冊が入荷しています。(206号のみ欠け)

●流行通信 no.209

「“なんとなく”じゃ、物足りない」
「Glamourous Chaps」
1981年のロンドンのナイトクラブに出入りする若者たちのファッションムーブメントについての考察。



●流行通信 no.224

 


特集「デスステ〔悪趣味風〕に注目」
「ハリウッドグラマー」というテーマを掲げ50年代テイストのセクシーでゴージャスなスタイリングを展開。


●流行通信 no.200 


創刊200号記念「SPECIAL STORY THE 200 TH ISSUE」と題されたファッションページ。
東京・パリ・ミラノ・ニューヨーク、4都市のイメージが展開されるなか、特に目を引くのは東京のフォトグラフィー。
NICOLE、comme des garcons、Y's、ISSEY MIYAKEなど、DCブランドのアイテムを使ったスタイリングが、雑踏のなかの学生服やジャージといったユニフォームに見られる「没個性」性との共通項を匂わせつつ、無骨なエレガンスを表現。

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