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古書ドリス

魔の眼に魅されて:メスメリズムと文学の研究 <異貌の19世紀> マリア・M・ タタール 鈴木晶 訳

魔の眼に魅されて:メスメリズムと文学の研究 <異貌の19世紀> マリア・M・ タタール 鈴木晶 訳

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国書刊行会 1994年初版 単行本 ハードカバー 298,36ページ

【帯より】十八世紀末、革命前夜のパリに登場した奇跡の施術師アントン・メスメルの催眠療法はたちまち人々を魅了し、その動物磁気説は議をかもしながら全西欧へとひろがっていった。その<無意識>の発見は後のフロイトの精神分析を準備するが、一方でメスメリズムはドイツ・ロマン派において魔術と混淆し、人を呪縛し支配する暗い力の源泉と化す。ホフマン、クライストからバルザック、ポー、ホーソーンをへて、ヘンリー・ジェイムズ、D・H・ローレンス、トーマス・マンへ、さらにはカリガリ博士、ヒトラーへと受け継がれていく<魔の眼>の系譜をたどりながら、疑似科学が時代の精神、文学作品にあたえた影響を跡づける。

状態:並下。カバーに少々汚れ、スレ、傷みがあります。天にシミ・汚れがあります。
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