米国在住のコミック作家、Jim woodring、彼の代表作である「FRANK」、2003年までの作品を収録。セリフがなく、サイレントストーリー的に主人公フランクの日常が描かれます。フランクのビジュアルは愛嬌たっぷりですが、ストーリー展開はどこか悪夢的。
Jim woodringは自身の生い立ちについて尋ねられたとき「幼少期から幻覚を見ていた、それを人生の一部と受け入れている」と述べています。ビジョンのアウトプットとしての「コミック」という表現、サイケデリック感覚がじわじわと広がっていく世界観に高い芸術性を感じます。フランシスフォードコッポラもJim woodringのファンとのことで、序文としてコメントを寄せています。
