ジェラール・ド・ネルヴァル (セリ・ポエティク 12)　ジャン・リシェ 編　篠田知和基 訳

思潮社　1972年　単行本　ハードカバー　箱付き　260ページ

【帯より】夢と神秘と幻想の詩人の闇に紛れがちな姿、詩作に光をあてる　<オーレリア><シメール>等、夢の実人生への流出を詩作化して小ロマン派の英雄であったばかりでなく、ロマン派を超えて詩の、また文学の脈流の底に深い痕をひき続けているネルヴァルはまた、その狂気の相間に奔出幻想を自ら決する死の日までことばになおし、もう一つの宇宙を創り続けた詩人でもある。磧学リシェの論考と編纂により、この謎の詩宇宙、謎の詩人への接近を試みる。

状態：並下。全体的にヤケ。箱の背の上部に傷みがあります。その他箱全体にシミ、汚れ、黄ばみ、スレ、少々傷みがあります。本体の表紙と裏表紙に汚れ、多数の薄いシミ、小さな傷みがあります。天に研磨があります。見返しに値札はがし跡、シミがあります。